「訪問美容日記。53」阿部 | 表参道の美容室・美容院 グローブス - THE GLOBES -

皆様大変ご無沙汰しております！
訪問美容師の阿部でございます。
こんなにブログを更新することをあけてしまったこと、本当に申し訳ありませんでした。
言い訳になってはしまうのですが…ブログの更新出来なかったことに少し原因がありました…。

 

 

訪問美容師をやらさていただき2023年6月でおかげさまで5年目を迎えることになりした。
ここまでたくさんみなさんのお力、アドバイスをいただき、少しづつではありますが、一歩一歩前に進んでこれました。

しかしその中で、コロナという大きな今まで感じたことのないもの出会い、その影響から少し自分自身が立ち止まってしまっていました…。
ブログの更新がしばらくあいてしまい、ご心配もかけてしまいまして、本当に申し訳ありませんでした。

そんな今年のコロナの明けた
お盆やすみは、あいにくの台風の影響などあって大変な地域もありましたが、そしてまだまだ暑い日は続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか？

僕は…
この少し止まってしまっていた訪問美容師としての自分の気持ちのこともあり、
今年も祖母のお墓参りに青森の実家に帰省しました。祖母に語りたい、祖母に手を合わせ、心をおだやかに祖母を感じながらお墓参りをしたら、きっと何か響いてくるものがあるのではと思ったのが事実でした。僕は
祖母のような美容師になりたく今がありますので…,。

家族と青森の実家で楽しい想い出とともに、
感慨深い時間を過ごすことができました。
今回の帰省は、今まで以上に祖母を暖かく強く感じた青森となりました。

いつも夜遅くまで働いて、働いて疲れている、そんな祖母の姿を見るたびになんだか誇らしさを感じていました。そんな祖母の存在が強く残るのがこの僕の実家の青森です。

毎晩仕事終わりに張っていた湿布に塗っていたツンとするへんな泥はなんだったんだろう？
手の届かない背中に貼るのを手伝っていた僕は、
祖母のお手伝いができていることが嬉しくてたまらなかかったことを今でもしっかり覚えております。僕の子供の頃の1番の自慢のお手伝いでした。

祖母はなくなる直前、83歳まで美容師をやっていました。
たくさんの辛い日々もあったと思いますが、愚痴一つ家族にも言わず、みなさんのお役に立ちたい。その思いだけで続けてきたのだとおまいます。
その強さと愛情に、今でも尊敬の敬意を僕は抱いております。

お墓参りは年に2回、ぼくにとっては特別な時間です。祖母はぼくが美容師としての初めてのステップを踏み出すさい、ちょっと反対していました。
本当は大学に行って欲しかったみたいです。
美容師という仕事は、素敵でオシャレにみえるのかもしれないけど、凄く大変で生半可の努力ではできない！甘いものではない！だからその辛さを知っているから孫にはやらせたくないと思っていたそうです。
これはあとから、母に聞いた話しですが、母もそのことを僕に言わなかったんです。これもきっと祖母や母の僕を信じてくれたあたたかさであったと、今はっきりとわかった思いでいっぱいです。

そんな反対していた祖母は僕の美容師としての姿を見せることができまさんでした。

墓前で、コロナになって自分の心が少し止まった今のこと正直手を合わせ、美容師としての成長や経験を伝えることで祖母の存在を強く感じることが確実にできました。そして、少し止まっていた心が、この時から不思議とスーッとほどけていったかのようになり、改めて強くなれました。この瞬間はぼくにとって美容を通じて祖母を強く感じられ、祖母に美容の心を伝えてもらえたように感じました。

自分らしく、自分の気持ちに、正直に皆さまのお役に立つように頑張りなさい。と声をかけてもらった気持ちでいっぱいになりました。　　　　　　　

今回の帰省で、サロンも訪問美容師も同じ美容を届ける身として、そして訪問美容師として『お客様のお役に立つ美容師になる。それがその方の笑顔になるから。』そのことを確信できた祖母のいる青森への帰省になりました。
今年で40歳。もう立ち止まりません。ブログも止めません。
祖母が安心して、青森の空から見てくれる美容師になるようにまだまだ美容の手を止めず、青森が災害にも負けず頑張って輝いているように、僕も東京の空の下で、いつか自分に勝負ができるように強く学んでいきます。

皆様のお役に立てる人間になれますよう日々
精進いたします。

訪問美容師
阿部